ガラシのパルプンテ頼み

地方産限界エンジニアのグローバル独り言

dockerビルド時にGPGエラーが出た場合の対処法

現象

docker-compose build --no-cacheを実行した際に以下のようなエラーが発生した。

W: GPG error: http://security.debian.org/debian-security buster/updates InRelease: At least one invalid signature was encountered.

対応

  1. 未使用のイメージ、コンテナ、ネットワークを削除する docker system prune
  2. ビルド実行 docker-compose build --no-cache

上記で解消されない場合

  1. 未使用のボリュームを削除する docker system prune --volumes
  2. ビルド実行 docker-compose build --no-cache

原因

原因としては以下のようなものが考えられる。Docker関連なら大抵1が原因であることが多い。 が、文字数稼ぎのため一応ChatGPTへの壁打ちで返ってきた確認点も追記しておく。

  1. Dockerのディスクイメージサイズ使用量が100%になっている(大抵これ
  2. 無効なGPG署名: Debianのパッケージリポジトリから取得したデータのGPG署名(データの正当性を保証するための暗号化署名)が無効、または損傷している場合にこのエラーが発生します。
  3. 古いキャッシュ: ローカルのAPTキャッシュ(パッケージマネージャの一時データ)が古いか、破損していることが原因で、正しい署名を検証できない場合があります。
  4. リポジトリの一時的な問題: リポジトリ自体が一時的な問題(たとえば、サーバーの問題やメンテナンス)により、正しい署名を提供できていない可能性があります。
  5. ネットワークの問題: ネットワーク接続の問題やプロキシ、ファイアウォールの設定が原因で、リポジトリからのデータ取得が適切に行われなかった場合も考えられます。
  6. キーの期限切れ: 使用しているGPGキーが期限切れになっている場合、正しく署名を検証できなくなります。

そもそもGPGキーとはなにか

ChatGPT参照

GPGキー(GNU Privacy Guardキー)は、デジタルデータの暗号化とデジタル署名に使用される暗号化キーのペアです。これらのキーは、データの安全な送受信、データの完全性と認証の確保、およびソフトウェアパッケージの正当性の検証に利用されます。GPGキーは公開鍵暗号方式を採用しており、公開キーは他者と共有され、秘密キーは個人が秘密に保持します。このキーのペアを使用することで、安全なデジタルコミュニケーションとデータの保護が可能になります。

参考記事

note.yu9824.com

qiita.com